戦国の世に弱小ながらも、その存在を世の中に知らしめた「真田ブランド」
昌幸・信幸・信繁(幸村)の具足をシリーズで紹介していくコーナーです。
初回の今回は、父の昌幸所用「皺革包昇梯子文仏 二枚胴具足」
(しぼかわづつみのぼりはしごもんほとけどうぐそく)
重量:2.9kg
江戸時代(明和年間1764~1772年)の大火事で、真田家の江戸屋敷が火災にあった際、この具足も被害にあったそうです。その後、文政8年(1825年)に焼け片をもとに修復されたものが現存。
ここで注目すべきは、火災に遭うまでは「赤漆塗り」の具足であったということ。
昌幸も赤備えで戦場に向かうことがあったのでしょうか。
そして胴部分は二枚仏胴仕様で、前面に昇梯子が銀箔で斜めに描かれているのが、なんともお洒落です。
※真田丸でもたびたびセットの一部として写ることの多い鎧兜です。
こちらの具足は真田宝物館所蔵。
出典:GAKKEN 真田戦記
※上記に詳しい説明があります。