火縄銃の名手~筧十蔵~

真田十勇士の筧十蔵

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「立川文庫」に登場する筧十蔵は元・蜂須賀家の家臣で、火縄銃の名手という設定です。
物語では、真田幸村が大坂城内の蜂須賀家に滞在した際、その人柄に惚れ込み、家臣となったというストーリー。
※史実で言っても、幸村は豊臣家の人質となっていた時代があって、秀吉のいた大坂城に入っていた時代があります。

もちろん架空の人物との説もありますが、モデルとされる人物には、筧金六郎、幸村の小姓であったとされる筧十兵衛、などがいます。

真田十勇士の中では、唯一、自ら志願して家臣となった筧十蔵。
大坂冬の陣では猟師組30人を組織して、鉄砲で敵を錯乱しました。

幸村は九度山の蟄居時代、地元の猟師とも親しくしながら銃の技術の鍛錬も怠らなかったという逸話もあり、実際に筧十蔵のような人物はその家臣の中にいたであろうと推測できます。
そして大坂城落城後は、幸村とともに島津家の薩摩に落ち延びたという結末もあり、偶然か鹿児島には「筧」という苗字の方が比較的多くおられるそうです。

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