日越外交関係樹立50周年記念 歴史まんが「アニオー姫」公開

日越外交関係樹立50周年記念 歴史まんが「アニオー姫」公開

日越外交関係樹立50周年日本側実行委員会事務局 長崎の商人 荒木宗太郎とグエン朝の王女ゴック・ホア姫の約400年前の日越ラブストーリー。時代を生きる女性たちをリアルに描く作品で支持を得ている漫画家・東村アキコ特別描き下ろしによる歴史まんがを公開 2023年は日本とベトナムの外交関係が樹立して50年を迎えます。外交関係樹立50周年を盛り上げていけるよう、在ベトナム大使館、総領事館、経団連企業、政府関係機関、及び、ベトナム各都市の商工会議所が一体となり、日本側実行委員会を立ち上げ、多くのパートナー企業様の協賛金を貴重な原資として、日本語・ベトナム語で情報発信のためのWEBサイトやSNSの運用、イベントへの出展など様々な企画を考案・実行しています。その中の一つのコンテンツとして歴史まんが「アニオー姫」を有名漫画家による協力のもと制作し公開しました。 今年、日本とベトナムの外交関係が樹立して50年を迎えます。日越外交関係樹立50周年日本側実行委員会(以下「当委員会」)はこれまでの日越関係を振り返ると共に、その関係をさらに深化・拡大させる年とするために様々な活動を行なっています。 2023年6月23日、当委員会は、広報事業(テーマ広報第3弾)として新作オペラ「アニオー姫」のストーリーを原案とし、漫画家の東村アキコ氏が特別に描き下ろしした、歴史まんが「アニオー姫」を日越外交関係樹立50周年記念特設サイト上にて公開し、7月7日に書籍版も発行しました。 本企画は、ベトナムでも子供から大人まで幅広い層に愛されている日本が誇る文化である「漫画」を読 んでいただくことで、2国間の交流の長い歴史や文化的な親和性を発見・認識していただき、両国の関係がより良いものとなることを目指しています。オンライン上で無料公開をすることで様々な方に読んでいただけることを期待しています。 主人公である王女はゴック・ホア姫ですが、なぜアニオー姫と呼ばれているのか?漫画を読んで確認してみてください。 日越外交関係樹立50周年記念特設サイトにて、電子版がご覧いただけます。 (2023年 6月23日 前編公開/7月7日後編公開) https://japanvietnam50.org/anio-manga 日本側の舞台となる長崎県にはアニオー姫を祀った神社があります。さらに、長崎県立歴史文化博物館には今でもアニオー姫が嫁いだ際に持参した鏡が保管されていたり、長崎市内の寺にある荒木家のお墓にはアニオー姫と荒木宗太郎の二人が一緒に眠っているなど長崎県の各所に2人の思い出が残されています。現在でも長崎くんちというお祭りにおいて、荒木宗太郎とアニオー姫が乗った御朱印船が奉納踊りに登場するなど、この2人の物語は日本とベトナムの2国間の友情と外交の精神の象徴となっています。 長崎駅の御朱印船(lux5817 / PIXTA) 本作品は両国で読んでいただけるよう、日本語とベトナム語の2言語で制作されました。日本語版の制作は株式会社ネオストーリー、ベトナム語への翻訳および出版はキムドン出版社の協力のもと行なわれています。 書籍版は一般販売の予定はありませんが、日本とベトナムの両国の地方自治体や教育機関等への無料配布を予定しています。 歴史まんが「アニオー姫」作者:東村アキコ氏のコメント この「アニオー姫」のお話を頂いた時、実は何も知らなくて、400年も前にベトナムのお姫さまと日本の商人との国際結婚があったということにとても驚きました。 ベトナムから海を越えて長崎に嫁いたゴック・ホア姫、長崎の人々にとても愛されていたのでしょう。「アニオー姫」として今でも語り継がれているのですから。「アニオー姫」を描き上げるにあたって、わたしとベトナムの関係を振りかえると、長年続けている茶道で私が使っている「安南焼」の器は、アニオー姫の時代に輸入されたもので、荒木船で運ばれてきてたりして、など思いを巡らせ、史実を学ぶ機会にも恵まれ、描いていてとても楽しかったです。前編・後編を通してみなさんにも古のラブストーリーを楽しんで頂けたらと思っています。 https://twitter.com/higashimura_a (Twitter) https://www.instagram.com/higashimuraakiko_official/?hl=ja (Instagram) ▼東村アキコ プロフィール 1975年、宮崎県生まれ。1999年「ぶ~けデラックス」増刊にてデビュー。 2010年に『海月姫』で講談社漫画賞を、2015年に『かくかくしかじか』でマンガ大賞を受賞。『東京タラレバ娘』シリーズ、『雪花の虎』、『ハイパーミディ 中島ハルコ』(原作:林真理子)、『美食探偵 明智五郎』、『偽装不倫』など多数の人気作がテレビドラマや映画に映像化されている。 世界各国にファンを持ち、2019年『偽装不倫』で韓国のウェブ漫画市場に進出。2020年、「ブルガリ アウローラ アワード2020」を受賞したほか、フランス「第47回アングレーム国際漫画フェスティバル」ヤングアダルト賞(『雪花の虎』)、漫画業界のアカデミー賞とも呼ばれるアメリカ「2019アイズナー・アワード」の最優秀アジア作品賞(『東京タラレバ娘』)など多くの漫画祭で受賞。2020年4月29日から電子マンガサービス「ピッコマ」と、韓国「カカオページ」のふたつのプラットフォームで、世界初の日韓同時週刊連載『私のことを憶えていますか』をスタート。日本の既成漫画家としては史上初のチャレンジを続けている。 ▼ベトナム語翻訳・出版:Kim Dong出版社 Kim Dong(キムドン)出版社はベトナム最大手かつ最も影響力のある出版社のひとつ。ベトナム国内で子供から大人まで幅広い世代に向けた書籍を出版する総合出版社。 1992年に漫画作品としては最初の「ドラえもん」を出版。その後も「名探偵コナン」、「ドラゴンボール」、「ワンピース」、「鬼滅の刃」等の数々の日本の人気作品をベトナムで出版、日本漫画の普及に大きな貢献を果たしている。 ◆漫画原案:新作オペラ「アニオー姫」プロジェクト また本日(2023年7月11日)、「アニオー姫」を題材とした日越外交関係樹立50周年記念新作オペラ「アニオー姫」プロジェクトの日本公演の開催が決定したことも発表されました。 2023年9月に、ベトナム ハノイのオペラハウスにて「世界初演」を実施し、同年11月には東京・人見記念講堂にて「日本プレミア公演」を実施する予定です。 公式WEBサイト: https://anio-opera.jp/ ▼ベトナム公演(世界初演) 開催概要 […]

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