『歴史探偵 消えた原爆ニュース』報道統制や自主規制が封じたもの

『歴史探偵 消えた原爆ニュース』報道統制や自主規制が封じたもの

マッカーサー率いるGHQは、報道統制で原爆報道に制限をかけた=NHK提供 テレビ番組評「試写室」 『歴史探偵 消えた原爆ニュース』 ★9日 NHK 夜10・00 78年前、米軍による広島と 長崎への原爆投下 は各新聞で報じられたが、終戦から1カ月後、朝日新聞が 鳩山一郎 の「原爆投下は 国際法 違反、 戦争犯罪 」との趣旨の発言を掲載したことを機に、マッカーサー=写真=率いるGHQは原爆に対する報道を統制。熱線や爆風、放射線の被害の実態は封じられた。 米国は自国民に対し、 核兵器 が残虐であることを隠していた。多くの人が事実を知れば、政府が批判されるからだった。 占領下の報道機関に対する事前検閲は3年後に終わったが、その後は自主規制が続く。扉を開いたのは1951年、京大の学生たちが開いた「原爆展」だった。番組は当時主催した男性にも取材。重い言葉が胸に響く。( 後藤洋平 )

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