株式会社on the trip 株式会社on the trip(所在地:東京都港区)は、 道後温泉誇れるまちづくり推進協議会(愛媛県松山市)と共同し、道後温泉公式オーディオガイド「道後温泉 開運めぐり」を2024年12月1日よりリリースしました。開運めぐりマップと連携して、その場所ごとの物語を多言語でガイドし、歴史を知ることで道が開けるというコンセプトで案内します。現在、道後温泉にはインバウンド観光客も増えていることから物語を伝える必要性が増しています。 ガイドURL: https://on-the-trip.net/spots/683/purchase?locale=ja ガイドを手がけたのは、国内の寺社や美術館、芸術祭などの公式オーディオガイドを制作する株式会社ONTHE TRIP( https://on-the-trip.com/ )。地図にマッピングされたスポットを、音声ガイドを聴きながらめぐることのできる、オーディオガイドアプリを制作しています。 道後の歴史に触れながら、開運の道を歩く 道後温泉は有馬温泉や白浜温泉と並ぶ、日本三古湯のひとつ。その昔は聖徳太子が入浴したといわれ、その際に残したとされる文章が刻まれています。そこには「太陽や月が平等に光を分け与えるように、神の湯もまた平等に人々に恩恵を与えている。このように分け隔てなく物事を行うことが理想である」と伝えています。 昔からの温泉に人々が入りにくる理由として、泉質が「アルカリ性単純泉」であることも言えます。肌に優しい泉質は日本人の肌にぴったりで、美容効果も高い。 神話では、大国主命と少彦名命という神様がこの地を訪れたとき、少彦名命が病気で倒れたときに温泉に浸かることでたちまち治ったと記録されています。 もちろん、文筆家も来ます。正岡子規は、夏目漱石とともに道後を訪れたときに次のような俳句を読みます。 「色里や 十歩はなれて 秋の風」 この歌の通り、道後温泉の宝厳寺のすぐそばには色里、つまり遊郭が広がっていた時代がありました。何十という遊郭が軒を連ねていたと伝わります。 この宝厳寺は一遍上人が生まれ育った場所でもあります。彼はもともと豪族の家のもとに生まれますが、元寇もあり世の中が荒れていた時代に、一遍はすべてを捨て、ひたすら念仏を唱えながら踊る、踊り念仏を提唱します。日本各地をその身一つで旅をしながら、踊り続けます。これが今に続く盆踊りの原点と言われています。 正岡子規をして、一遍上人こそ「この地でいちばんの豪傑だ」と称えます。 さまざまな人が訪れ、そして癒されてきた道後温泉。そこに根付いている物語を知りながらめぐることで、ただ温泉に浸かるだけでは味わえない浴感を感じてほしいと思います。 オーディオガイドで観光のDX化をしたい施設や自治体を募集中 株式会社ONTHE TRIPは、まちの歴史、その土地が持つ物語について丹念に取材を行い、まるで映画や小説のように人の心を動かす作品のようなガイドを制作しています。ガイドを聴くことにより、訪れた場所への理解が深まり、旅の体験がふくらみます。 現在、提携先の施設や自治体を募集しています。オーディオガイドは制作費を頂いてつくるものと、制作費を無料で実施する取り組みがあります。無料で実施する場合も、多言語(英語、中国語)の音声・テキストの制作、ポスターやMAPなど各種ツールのデザイン、WEB制作、書籍制作やデジタルマーケティングなど、ガイドに必要な制作物を無料でお作りいたします。 その代わりにオーディオガイドを含めた入館料を設定し、その料金をシェアしていただくという仕組みです。例えば、入館料が500円の施設の場合、800円に再設定していただき、その代わりに施設の情報や魅力を深く理解するためのツールとしてオーディオガイドを提供していただきます。差額の300円×利用者数の収益を、施設側とONTHE TRIPで、互いにシェアするという流れです。 この取り組みは、日本の文化財の入館料は他国と比べて安く、来場者がどんな体験ができるのか十分に伝わっていないという課題からスタートしました。日本の文化財には誇るべき物語があるにもかかわらず、まだまだその魅力を来場者に伝えられていません。私たちはこういった課題を、デジタルを使ってアップデートしたいと考えています。 詳細に関しては、下記のリンク先に掲載しております。お問い合わせ先より、ご連絡ください。 ›プレスリリース詳細へ 本コーナーに掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。弊社が、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。本コーナーに掲載しているプレスリリースに関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES(release_sankei@prtimes.co.jp)まで直接ご連絡ください。
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