4月がつから二ふたつの歴史れきしのコーナーが始はじまります。日本史にほんしに登場とうじょうする人物じんぶつにせまる「歴史れきしライブショー」(毎週まいしゅう金曜きんよう、一部地域いちぶちいきは土曜どよう)と、世界せかいの音楽家おんがくかに焦点しょうてんを当あてた「ムンディ先生せんせいと音楽おんがくの旅たび」(第だい4土曜どよう、一部地域いちぶちいきは翌日よくじつ)です。著者ちょしゃに、歴史れきしを学まなぶおもしろさについて聞ききました。 ◆歴史れきしライブショー Advertisement 「意外いがいな一面いちめん知しって」 歴史れきしライブショーを担当たんとうするのは、偉人いじん研究けんきゅう家かの真山知幸まやまともゆきさん。「ざんねんな偉人いじん伝でん」「ざんねんな歴史れきし人物じんぶつ」をはじめ、偉人いじんや名言めいげんに関かんする本ほんをたくさん書かいています。 小学生しょうがくせいのころ、学校がっこうの図書館としょかんで伝記でんきまんがを読よみ、歴史上れきしじょうの人物じんぶつに興味きょうみを持もちました。「学級新聞がっきゅうしんぶんに歴史れきしにまつわる4コマまんがを描かいたりもしました」と振ふり返かえります。 歴史れきしには「私わたしたちが毎日まいにちを前向まえむきに生いき生いきと、自分じぶんらしく生いきるためのヒントが、たくさん詰つまっています」と話はなします。「偉人いじんたちも完璧かんぺきではなく、むしろダメなところだらけでした。だからこそ、長所ちょうしょが際立きわだって世界せかいを変かえることさえできた、ということを知しってほしいです。よいところを伸のばすことが大事だいじだと、歴史れきしは教おしえてくれます」 歴史れきしは背景はいけいが複雑ふくざつで覚おぼえることも多おおく、苦手にがてに思おもう人ひとも少すくなくありません。「そんな時ときは、人物じんぶつの幼少期ようしょうきに注目ちゅうもくしてみてください」とアドバイスをくれました。「歴史れきしに名なを刻きざむ人ひとも、子こども時代じだいにいろんな失敗しっぱいをしたり、勉強べんきょうや友達ともだち、恋愛れんあいのことで悩なやんだりしました。意外いがいな一面いちめんを知しることで、偉人いじんのことがクラスメートのように身近みぢかに感かんじられ、関心かんしんを持もてるようになると思おもいますよ」と言いいます。 連載れんさいでは華々はなばなしい功績こうせきだけでなく、教科書きょうかしょには載のっていないエピソードを交まじえながら人物じんぶつ像ぞうにせまります。「悩なやみ苦くるしみ、迷まよい、時ときには立たち止どまり絶望ぜつぼうしながら、それでも懸命けんめいに生いきていくのが人生じんせいなのだと気きづかされます。歴史れきし人物じんぶつを通とおして、私わたしもまたみなさんと一緒いっしょに学まなんでいければ」と意気込いきごんでいます。 ◆ムンディ先生せんせいと音楽おんがくの旅たび 一方いっぽう、ムンディ先生せんせいこと山崎圭一やまさきけいいちさんの「ムンディ先生せんせいと音楽おんがくの旅たび」ではバッハやモーツァルト、ベートーベンなど世界せかいの音楽家おんがくかを紹介しょうかいします。 山崎やまさきさんは姉あねの影響えいきょうで、中学校ちゅうがっこうで吹奏楽部すいそうがくぶに入はいりました。大型おおがたの金管楽器きんかんがっきチューバを演奏えんそうし、高校こうこうでも吹奏楽すいそうがくを続つづけ、大学だいがくや社会人しゃかいじんではオーケストラで活動かつどうしたそうです。 連載れんさいを通とおして「クラシック音楽おんがくと歴史れきしに触ふれるきっかけにしてほしいです」と言いいます。音楽家おんがくかが活躍かつやくしていた時代じだいの世界せかいの歴史れきしや、おすすめの曲きょくも紹介しょうかいします。「音楽おんがくをはじめとする芸術げいじゅつは、その時代じだいを映うつす鏡かがみのようなものです。歴史れきしを文字もじだけで学まなぶのではなく、芸術げいじゅつも味あじわうことで、その時代じだいの雰囲気ふんいきや人々ひとびとの心情しんじょうもあわせて知しることができ、歴史れきしにさらに興味きょうみを持もつことができます」。そして、興味きょうみを持もったら「ぜひ生なまの演奏会えんそうかいに足あしを運はこんでほしいです」と話はなします。【篠口しのぐち純子じゅんこ】 あわせて読みたい
新連載・著者インタビュー 歴史ライブショー/ムンディ先生と音楽の旅
