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方広寺鐘銘事件の真実~家康の言いがかりではなかった!?~
真田丸を楽しむポイント歴史的にも有名な「方広寺鐘銘事件」。これまでの一般的な歴史解釈としては、豊臣家を潰したい家康の一方的な言いがかりとして語られることが多かったと思います。(※当ブログもその内容で過去に記事を投稿しています→ 大蔵卿局と方広寺鐘銘事件) しかし近年の研究で、この事件についても別の解釈が登場しており、今までのイメージとはずい... -
「真田丸」草刈正雄が明かす渾身1場面「あれで昌幸が“決まった”」
topics第38話「昌幸」でいよいよ登場が最終話となる草刈正雄さん演じる真田昌幸。草刈さんの興味深いインタビュー記事がありましたのでご紹介させて頂きます。 スポニチアネックスより 9月25日(日)21時1分配信 元の記事でも、ぜひご覧下さい。こちらクリック NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)で主人公・真田信繁(堺雅人)の父・真... -
石川貞清~信繁の娘婿と春(竹林院)~
その後の真田丸たち【金色の旗を掲げて、秀吉の使番を仕えた戦国武将】 「使番」とは、合戦場にでの伝令や監察、敵軍への使者などを務めた役職にあたります。石川貞清は天下人・秀吉を象徴するカラー、金色の指物(旗)を鎧(よろい)の背にさして行動した、金切裂指物使番(きんのきりさきさしものつかいばん)ではなかったかと考えられています。 秀吉に近習す... -
第39回「歳月」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第39話「歳月」 【】 【【あらすじ】】 信繁(堺雅人)は、春(松岡茉優)らとの九度山での暮らしを満喫していた。 信之(大泉洋)にも、赦免嘆願はもう不要だと答える。ただ、父としては長男の大助(浦上晟周)をどのように育てるべきなのかに悩んでいた。 一方、かつて信繁がルソンに逃がしたたか(岸井ゆき... -
信繁の九度山ライフ③~サナール紐と真田紐!~
真田丸を楽しむポイント【昌幸・信繁の情報収集にも役立った?真田紐】 九度山に蟄居していた真田昌幸・信繁父子が真田紐を考案し、生計を立てたという有名な俗説。真田の国元である上田付近は織物の産地であり、同じく九度山も織物の産地であったことからこのような逸話が誕生したと考えられています。そして、昌幸・信繁父子はこの真田紐の販売を全国展開。行商人(... -
真田幸昌~信繁の嫡男・大助~
真田信繁(幸村)いわゆる真田三代記など講談等では、昌幸、幸村(信繁)、そして大助(幸昌)とこの3人のストーリーとなることが多い真田一族の物語。 大助(幸昌)は幸村(信繁)の嫡男として、母は春・竹林院(大谷吉継の娘)の間に九度山で誕生しました。諱(いみな)は、祖父・真田昌幸の名を逆にして幸昌と命名されています。(※ややこしい戦国大名の呼... -
「秀頼に落とされ死んだ」大坂の陣、オランダで新文書
topics2016.9.21 20:44配信の産経WESTより、元の記事はこちらをご覧下さい。 駐日オランダ人が「大坂の陣」を記録 「寝返った大名が秀頼に落とされた」 日文研、オランダの大学と共同調査 徳川家が豊臣家を滅亡させた慶長19~20(1614~15)年の「大坂の陣」で「寝返った大名が秀頼に(城壁から)落とされて死んだ」などと記された文書... -
敵も味方も真っ赤っか!~真田丸、赤備えvs赤備えの戦い~
真田丸を楽しむポイント【戦闘の経緯】 慶長19年10月2日(1614年11月3日)、豊臣家では旧恩ある大名や浪人に檄を飛ばし、合戦準備に着手。秀吉の遺した莫大な金銀を用いて全国から集めた総兵力は約10万人。年明けは、真田信繁(幸村)、長宗我部盛親、後藤基次(又兵衛)、毛利勝永、明石全登ら五人衆を中心に、対徳川方・「大坂冬の陣」の火ぶたが今まさに切って落... -
もうひとりの安房守~北条氏邦と真田昌幸~
真田丸を楽しむポイント【武勇に優れた氏邦の活躍】 戦国の雄将・北条氏康の四男で、北条氏政の弟にあたる北条氏邦。氏康が武蔵の豪族・藤田氏を攻め落とすと、氏邦は戦略的に藤田家を乗っ取るかたちで婿入り、家督を継承して藤田安房守氏邦を名乗りました。 くしくも真田昌幸と同じ、「安房守(あわのかみ)」を名乗った人物ということになります。 北条家・次兄の... -
「真田丸大河ドラマ館」入館66万6666人達成
真田にまつわるイベント大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせて1月17日に上田城跡公園(長野県上田市)にオープンした「信州上田真田丸大河ドラマ館」。 ドラマが好評なこともあり、累計入館者数がこのたび“6並び”の66万6666人を達成したと発表がありました。(真田家の家紋「六文銭」にちなんでいるのですね・・・) 上田市では平成20年の「篤姫館」(... -
信繁の九度山ライフ②~密かに鍛錬を重ねた日日~
真田丸を楽しむポイント【屋敷の火災~災難までふりかかる信繁一家~】 九度山における十数年におよぶ信繁の配流生活。1611年(慶長16年)に父・昌幸が亡くなったあとも、生活費の工面にさえ汲々とするさまは、この時期の信繁自信の筆による手紙などの一次資料からも伺えます。 家臣に宛てた中からわかる事実として、信繁とその家族が住む屋敷が火事にあっており、... -
第38回「昌幸」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第38話「昌幸」 【【あらすじ】】 紀州九度山村に幽閉となった昌幸(草刈正雄)と信繁(堺雅人)ら一行。 昌幸は信之(大泉洋)を通じ何度も赦免を願い出るが、家康(内野聖陽)はそれを無視して着々と天下取りを進めていく。 一方、一つ屋根の下で共に暮らすことになったきり(長澤まさみ)と春(松岡茉... -
竹本義太夫(ぎだゆう)~実在した!?浅野家臣~
真田丸を楽しむポイント大河・真田丸において、公開されている登場人物に、竹本義太夫(たけもとぎだゆう)なる人物がいます。これから、昌幸・信繁は九度山での生活を始めることになりますが、竹本義太夫は紀伊和歌山・浅野家の家臣で、九度山に蟄居する信繁親子の監視役ということになるようです。 果たして実在の人物なのでしょうか? 【後世、浄瑠璃で語... -
第37回「信之」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第37話「信之」 【【あらすじ】】 関ヶ原での西軍敗北により徳川に降伏した信繁(堺雅人)と昌幸(草刈正雄)。 信幸(大泉洋)と忠勝(藤岡弘、)による、家康(内野聖陽)への必死の助命嘆願により、高野山への流罪と決まる。 しかし、その代わりに家康が信幸に命じたのは厳しい条件であった。 一方、... -
小野お通~信之が愛した女性~
その他、気になる登場人物第2次上田合戦も終え、いよいよ九度山での蟄居生活に時代を移すことになる昌幸・信繁親子。大河・真田丸もいよいよ大詰めへ、というところでしょうか。 そして、これまでのお話しの展開の中で、スポット的に登場して視聴者を楽しませてくれた登場人物がいます。吉野太夫(初代)、出雲阿国、呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)や、他にも清水... -
第36回「勝負」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第36話「勝負」 【あらすじ】 昌幸(草刈正雄)と信繁(堺雅人)は、信幸(大泉洋)と別れ、徳川勢を迎え撃つために上田城へ。 途中、昌幸と信繁は沼田城に立ち寄るが、稲(吉田羊)は思いがけない行動に出る。 一方、信幸は家康(内野聖陽)から上田攻めの先ぽうを命じられる。 初陣の秀忠(星野源)は本... -
第35回「犬伏(いぬぶし)」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第35話「犬伏」 上杉攻めのための徳川軍に従っていた真田家に、大坂で三成(山本耕史)や刑部(片岡愛之助)が打倒家康(内野聖陽)のために挙兵したという報(しら)せがもたらされる。 どちらに味方すべきか、信繁(堺雅人)、信幸(大泉洋)、昌幸(草刈正雄)の三人は下野国・犬伏(いぬぶし)の地で白熱した議論... -
仲良しだった?信幸と三成
真田丸を楽しむポイント豊臣政権において、近習として秀吉の側近くに仕えた信繁に対して、徳川家康の与力大名という立場であった兄・信幸。しかし、意外にも石田三成とは、たいへん親しく接していたらしく、「真田家文書」には14通もの三成から信幸に宛てた書状が残されていると言います。 しかも、これらすべては概して「短い手紙」であったらしく、このことがかえ... -
第34回「挙兵」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第34話「挙兵」 家康暗殺に失敗し謹慎することになった三成(山本耕史)。それでも収まらない清正(新井浩文)らは三成襲撃を計画する。信繁(堺雅人)は伏見城下での武力衝突を恐れ、きり(長澤まさみ)に上田へ帰るよう指示するが、きりは玉(橋本マナミ)のもとに身を寄せる。信繁は、信幸(大泉洋)と協力して... -
馬印(うまじるし)
真田丸を楽しむポイント馬印(※馬標、馬験とも。) 戦場や行軍で、戦国武将が自分の位置を示したり、また味方の士気を鼓舞するために用いた装飾物で、いわば軍旗のような役割を果たしました。木や竹などの周囲からもよく見える高い位置にとり付けられ、そのデザインは武将によって様々。当初は四半旗のものが大半でしたが、戦国期も終焉間近になると、旗の形に留ま... -
第33回「動乱」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第33話「動乱」 秀吉の遺言をことごとく無視し、自らの影響力を強めていく家康(内野聖陽)。 三成(山本耕史)は家康を討つため伏見城下の徳川屋敷を急襲することを決意するが、暗殺計画は本多正信(近藤正臣)に漏れてしまう。 正信は諸大名に危機を訴え屋敷の守備に駆けつけるよう呼びかけ、徳川につくか... -
数正息子・石川康勝のボヤ騒ぎ ~真田丸での大失策・災い転じて福となす~
大坂の陣(豊臣方)【石川数正の嫡男・康長と次男・康勝、大坂城に入城】 徳川家康の元を出奔し、豊臣方 に寝返った石川数正。関ケ原の合戦の際には数正は死去していますが、彼の死後も石川家は嫡男・康長が家督を相続、信濃・松本8万石の大名家を存続させます (※康勝も1万5千石を継承)。その後、慶長5年(1600年)の関ケ原の合戦、康長・康勝の兄弟は徳川... -
島左近・清興(さこん・きよおき)
豊臣家の人々【「三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近と佐和山の城」】 三成に三顧の礼をもって迎えられ、破格の条件で側近として仕えたという島左近。具体的にはどのような戦国武将だったのか?石田三成に仕えるまでの半生は意外にも史料が残っておらずはっきりとしていません。 まずはその出身地が不明なだけでなく、破格の条件のものとなった左近... -
長束正家(なつかまさいえ・ながつかまさいえ)
真田丸を楽しむポイント【没落した自家を算術の能力で復興させた行政官】 豊臣政権下、五奉行の一人にも数えられた長束正家。父は水口盛里といわれ、元は水口城を居城とする水口を名乗った家系に生まれましたが、水口城が落城したため長束村に居住。正家は長束を名乗るようになります。 後に豪商となるような近江商人を数多く輩出することになる地域で育った正家。... -
第32回「応酬」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第32話「応酬」 上杉景勝(遠藤憲一)、宇喜多秀家(高橋和也)など有力大名たちによる政権運営が始まる。 家康(内野聖陽)と三成(山本耕史)は、お互いに宴(うたげ)を開いては、自分の陣営の大名を増やそうと躍起になる。 加藤清正(新井浩文)や伊達政宗(長谷川朝晴)も徳川に傾き、次第に三成の形勢は不利に...