大河ドラマ「真田丸」– category –
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大徳寺~一休さんを輩出した大本山と千利休~
真田丸を楽しむポイント千利休の切腹の理由ともなったと言われる、「大徳寺三門(※寺院を代表する正門のこと)改修に当たり、利休が自身の木像を楼門の二階に設置、その下を秀吉に通らせ、秀吉を激怒させた。」という逸話。その舞台となった臨済宗大徳寺派の大本山、大徳寺。 京都でも有数の規模を有する禅宗寺院は、境内に仏殿や法堂(はっとう)をはじめとする中... -
第26回「瓜売」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第26話「瓜売」 天正19(1591)年12月、鶴松の死後、秀吉は関白の座を秀次に譲りました。これ以後の秀吉は、慣例に従って「太閤」と呼ばれることになります。こうして秀吉の他、寧、茶々などは大坂城に移り、変わりに聚楽第には、秀次が家族とともに移り住みました。 秀次は、家族に「たか」という名... -
政宗のずんだ餅(政宗の多彩)
真田丸を楽しむポイント大河・真田丸、白装束での登場シーンや名物・ずんだ餅を「天下餅」とかけて秀吉とともにつくシーンなど、何かと話題の独眼竜・政宗。歴史的エピソードも秀吉と並んで、たいへん多い政宗の多彩な才能をご紹介します。(※かなりたくさんありますので、あくまでこちらは第1弾。) 政宗の重臣・片倉小十郎重長(重綱)が、信繁とはたいへん縁深い... -
伊達政宗~その半生と野望・秀吉臣従まで~
真田丸を楽しむポイント【コンプレックスに悩んだ少年時代】 永禄10(1567)年、父・輝宗と母・義姫(保春院)の間に、伊達家の嫡男として米沢城に生まれたとされる政宗。幼名は梵天丸と言いました。 4歳(※諸説あり)のころに天然痘を患ったせいで右目を失明。そんなこともあってか、幼少のころは気弱な性格であったと伝わっています。 そして、政宗が8歳のころに... -
第25回「別離」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第25話「別離」 天正18(1590)年北条家が滅亡し、名実ともに天下統一を成し遂げた豊臣秀吉。その翌年、お捨は「鶴松」と名を改め、三歳を迎えます。しかし、病となり重篤な状態になってしまうのでした。 その鶴松がいる淀城は、古くからあった城を茶々の産所として修復したもの。この城には絶えず見... -
片倉景綱(小十郎)
真田丸を楽しむポイント伊達政宗の近習となり、のち軍師的役割を務めたとされる伊達家の重臣。景綱の姉、喜多は政宗の「乳母」を務めた人物。 片倉景綱の通称「小十郎」は、景綱に始まる仙台藩・片倉氏の代々の当主が踏襲して名乗る名称です。 【政宗の軍師・片倉小十郎景綱】 景綱が参戦した合戦には、 天正13(1585)年 人取橋の戦い 天正16(1588)年 ... -
氏政、徹底交戦の理由~北条氏政③~
真田丸を楽しむポイント歴史上、初の戦国大名とも言われる、後北条氏の初代・北条早雲(伊勢宗瑞)から始まる、関東・北条家。 群雄割拠、戦乱の最中にありながら100年にわたり、民を慈しむ善政をしく国家を建設しました。 その北条家も5代氏直(実質的支配者は氏政)の時代、秀吉に滅ぼされてしまいます。その際には、講和派であったと言われる当主・氏直と、あく... -
千利休、切腹の謎
真田丸を楽しむポイント切腹を命じにきた秀吉の使者に対して、全く動じず利休は静かに口を開いて言ったといいます。 【「茶室にて茶の支度が出来ております」。】 しかし、切腹を命じられた真相については諸説あり、本当のところはわかっていません。 一般的に言われている説には、 ● 秀吉が利休の娘に近待するよう要求したが拒否されたという説 ● 利休が... -
宇都宮仕置
真田丸を楽しむポイント天正18(1590)年7月。小田原征伐を成功させ、天下統一を遂げた秀吉が関東および奥州の諸領主に対して行った戦後処理(奥州仕置とも)を言います。源頼朝が鎌倉幕府を樹立した際、宇都宮大明神に奉幣し奥州を平定したことに倣ったものとも言われます。※秀吉は頼朝を天下友達と称した言われ、小田原征伐の際には鎌倉の鶴岡八幡宮を参拝。頼朝... -
第24回「滅亡」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第24話「滅亡」 信繁の腕を取り、蔵に身を隠す小山田茂誠。(松が行方不明になった後、小山田家の縁を辿って北条家に拾われていました。) 数年ぶりの再会を果たす二人ですが、松の無事を伝える間もなく、板部岡江雪斎に急がされて氏政のいる奥へと進む信繁でした。 【氏政と対面、降伏を説得... -
伊達男・伊達政宗の白装束
真田丸を楽しむポイント【小田原征伐への遅参(ギリギリまで様子見)】 天下人への地位を固めていた豊臣秀吉は、東北で勢力を強める伊達政宗に対して、小田原征伐に加わるよう要請します。 ところが政宗はなかなか参上せず、なんと半年も遅れてしまいました。 これはたいへんまずい状況。 しかし政宗は、まず詰問に来た前田利家に「陣中にいる千利休殿に茶の湯の教... -
小田原征伐と真田家~信幸の忍城攻め~
真田丸を楽しむポイント天正17(1589)年11月10日、秀吉は北条氏の征討戦に向けて、諸大名に知行石高を基準にした軍役動員を示したと言われています。これによると、当時の真田家の兵力動員数は3000人と規定されたことになります。 徳川の与力という位置づけの真田でしたが、「案内者」として上杉景勝、前田利家、依田康国とともに北国衆に編成され、天正18年、3月... -
第23回「攻略」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第23話「攻略」 いよいよ、北条攻めが秀吉の天下の軍によって行われることとなりました。 その大軍勢の陣立てを任されるのは石田三成。持てるだけの知識を駆使し、諸大名が集合する軍議にでます。 三成の采配は、総大将に近江中納言秀次(豊臣秀次)、その後見役に徳川家康。軍勢を二手に分け、秀次の... -
玉・細川ガラシャ
その他、気になる登場人物【大河・「真田丸」橋本マナミさんが“正妻”役で出演決定】 明智光秀の娘で、後に大名・細川忠興の妻となった玉(細川ガラシャ)。カトリック信者としても知られる、たいへん有名な戦国時代の女性にひとりではないでしょうか? そんな玉を演じる橋本さん。大河ドラマは『武蔵 MUSASHI』(2003年)以来の出演です。 「愛人キャラ」が売りの彼女を、... -
第22回「裁定」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第22話「裁定」 【『真田丸』沼田裁定の幕開け! 判事役・秀吉が下す判決は…】 前回放送の第21話で、秀吉(小日向文世)は嫡男・お捨てのために一刻も早く戦から退きたいがため、北条氏政(高嶋政伸)に上洛を求めます。 しかし、その条件として沼田領を引き渡すよう迫る北条。 そして自らの領地を勝... -
第21回「戦端」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第21話「戦端」 【上洛しない北条にいらだつ秀吉】 秀吉・家康・三成。 天下統一を急ぎたい秀吉に対して、今はまだ力をためる時と反対する三成。家康も戦を回避したい様子が見て取れます。 しかし、いまだ服従しない北条、そしてその後は伊達と臣従させれば、あとは自ずと秀吉になびき天下統一... -
歯抜け顔の河原綱家
その他、気になる登場人物河原綱家の父・隆正の妹は、真田幸隆(昌幸のお父さん)に嫁いで、信綱・昌輝・昌幸・信尹(※信尹は異説あり)らを産みました。 つまり、大河・真田丸で言うところのばば様(恭雲院)にあたります。 真田丸を毎週見ていて、思うこと。 (今日は2016年5月31日です。) オープニングのクレジットで、かなり高い頻度で見かける「河原綱家... -
沼田領裁定
真田丸を楽しむポイント北関東の要衝でもある沼田城。軍事上の重要拠点として、上杉氏・後北条氏・武田氏といった諸勢力の争奪戦の的となりました。武田氏の滅亡、そして本能寺の変後は真田信幸の支配城として、後北条氏とこの地を争うことになります。 ※北条氏との争いに至る経緯の詳細は、下記をご覧下さい。 ●昌幸がこだわった沼田領、その攻略戦 ●本能寺の変後... -
信繁の母・薫(山手殿)は公家の娘ではなかった?
真田丸を楽しむポイント高畑淳子さんが演じる信幸・信繁の母親・薫(山手殿)。 真田丸では京の公家出身で昌幸に嫁いだという設定。でてっきり進行するのかと思いきや、まさかの・・・という興味深い展開になりそうな気配です。 薫(山手殿)については、以前の投稿記事(こちらクリック)にも詳しく解説していますので、よろしければあわせてご覧下さい。 ... -
秀次の切腹に新説!
真田丸を楽しむポイント【従来の通説について】 それまでは豊臣の後見者を目される立場であったにもかかわらず、秀吉から切腹を命じられ、やがて粛清されたとされる豊臣秀次。その理由としても、謀反説、石田三成讒言説、悪逆説・悪行説(殺生関白)、確執説など、様々なものがありはっきりしません。 秀次というと前述の殺生関白のイメージに加え、凡庸ないしは無... -
黄金の邸宅・聚楽第
真田丸を楽しむポイント【竣工後わずか8年で取り壊された、伝説の城】 ※聚楽第(じゅらくてい、じゅらくだい、とも) 現在の京都府京都市上京区に秀吉が建てた政庁・邸宅・城郭のことを言います。建物には金箔瓦が用いられ、白壁の櫓(やぐら)や天守のような重層な建物を持つ姿が「聚楽第図屏風」などに描かれ、その姿は豪華絢爛そのものでした。1586年(天正14年... -
こう・離縁された信幸の最初の正室
真田丸を楽しむポイント堺雅人さんが真田信繁(幸村)を演じる放送中の大河ドラマ「真田丸」。 ダイナミックな戦国絵巻でありながら、真田家の“家族の物語”を描く 同作で、信繁の兄・信幸(大泉洋)の妻・こうが注目を集めています。 病弱なこうですが、婚礼の席で突然踊り出すなど思わぬ言動でたびたび笑いを誘ってきました。当然この「おこう」さんも実在した人物。 ... -
第20回「前兆」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第20話「前兆」 【茶々の懐妊・歓喜する秀吉にそれを揶揄する落書きが・・・】 秀吉の側室となった茶々が子供を身ごもります。 大望の世子の誕生に有頂天となる秀吉。ですが、城下ではそのことを揶揄する落書きが発見されます。 信繁は、石田三成、大谷吉継らと犯人探しに乗り出しますが操作は難航。 ... -
呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)
その他、気になる登場人物【戦国時代、波乱の生涯を生きた堺の伝説的貿易商人】 本名は、納屋助左衛門(なや すけざえもん)。その素性と経歴にたいへん謎が多いと言われる堺の貿易商です。 1978年、市川染五郎(現在の松本幸四郎さん)が主演のNHK大河ドラマ「黄金の日日」では、この人物を主人公に描かれました。 この呂宋助左衛門が松本幸四郎さん演じるままに、「... -
天下惣無事令(そうぶじれい)
真田丸を楽しむポイント【戦国時代の終焉 ~秀吉の天下統一事業完成へ~】 秀吉は1585年(天正13)、関白政権を樹立すると大名間における紛争の平和的解決を掲げて、すべての私戦を禁止する政策を段階的に全国に発令しました。(※あくまでも天皇の命令による私闘の禁止を指令) これをを惣無事令と呼びます。(※他に豊臣平和令とも。ただしこれ以前にも権力者が出...