誰もが歴史の1ページ、令和から繋ぐ未来への「手記遺産」―知の継承、新たな社会文化としてー

誰もが歴史の1ページ、令和から繋ぐ未来への「手記遺産」―知の継承、新たな社会文化としてー

データ提供 PR TIMES 本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。 ●はじめに 今、NHK大河ドラマ「光る君へ」が放映され楽しみに観ています。 平安文学には「紫式部日記」や「蜻蛉日記」など日記物が多く、文字の書ける遺族社会のほんの数人の私的な日記で、現代では文学の範疇にも入りませんが、1000年の時を超えて届く「生の声」は私たちを平安の世界へ導いてくれます。さらに、そこにある想いや知恵、普遍の人間関係などは今でも教えられる事が多々あります。 そして何より、今の私たちはこの1000年前からの繋がれた命で存在し、これからもはるか未来へ命を繋ぎ続けることを実感します。 私たちライフDX推進協会は、人の生涯を、さらに私たちが認識している様々な生き物の生涯をもデジタル化して、個々のQOL(Quality Of Life:生きる質)向上と未来への繋ぎを実現し、自分・社会・未来のワンランクアップを目指しています。 過去から繋がれた途方もない命、これから繋ぐ計り知れない命、そして現代に生きる70億の命、誰一人として同じが無い唯一無二の生涯、「人の生きた証こそが未来遺産」として、 歴史を刻んだひとり一人の人生の想い、経験、知恵を次の世代、はるか未来へ遺したい。 これが「手記遺産」、当協会の大きな活動テーマの一つです。 このストーリーでは「手記遺産」誕生秘話とその経緯、今後の展開について当協会代表の佐藤がお話しします。 ●きっかけは70歳、未来へ遺し繋げる「何か」を模索 私は今、73歳です。 一つ一つ年を重ね、学生運動、高度成長、バブル、リーマンショック、インターネット、巨大プラットフォーマ台頭など大きく変化する時代を生きてきました。 顔と顔を突き合わせ、相手を知り、世界中の国、地域の文化にも肌で触れ、自分も国も成長が実感できる刺激的な時代でもありました。 そして月日を重ね、1990年代のシリコンバレーで直面したマイクロソフト社、アップル社のグローバルな視点、グーグル、アマゾンのスタートアップに刺激され、自分もインターネット時代を想定したネット系ITベンダを創業、上場も果たし70歳で退任しました。 本業から離れ、高齢者と呼ばれる70回目の誕生日、それまで迎えた年齢とはまるで違いました。それまでは、これから(未来)のみ見つめて歩けました。 70歳は人生の終着(ゴール)がちらちらと見える最終コーナー、カウントダウンが現実化してきます。これから(未来)とこれまで(過去)とが激しく交錯し、残された残り少ない時間をどう生き抜くか、まさに人生のジレンマの刻でした。 人生100年時代、50代や60代のように前を向いて社会に参加し続けること、加速する少子高齢化時代をからも高齢者の持続した働く意欲は重要と思えます。 一方で、いつお迎えが来るかもしれない余命宣告を受けている気分で、昔お世話になった人たちの顔(名前は忘れていますが・・)が浮かび、思い出が走馬灯のように走り、この世から消えてなくなる不安から自分の70年間の歩みをしっかりと振り返り、書きとめ、未来の子々孫々に遺せる、繋げる「何か」があるのでは、との衝動にも駆られました。 「ライフDX」とは人生のデジタル化を通じて日々のQOLの向上と未来への繋ぎを実現すること。 有名人、著名人はこのデジタル化社会、ネット社会で本や論文その他で後世に記録されるでしょう。しかし9割以上の一般の普通人はその手段がありません。しかしここに埋もれる人々の人生の歩み、一人一人の「真実のストーリー」は未来に遺すべき経験と知恵の宝庫でもあると考えます。 そこで、老若男女誰もがいつでも、それまでの生涯での経験・知恵・想いをまとめ、次の世代や未来へ繋ぐ「手記遺産」として認定し登録するしくみを、ライフDXのためのオールインワン・クラウドサービス「xLife(エクスライフ)」に実装することとしました。 ●「手記遺産」実現に向け紆余曲折、まずはその意義から ▶誰もが「そんな大それたこと」、ネガティブ意見続出 知人の何人かに、「未来へ繋ぐ手記遺産を書いて」とお願いしても、 ・書いて遺すほどの人生でない ・日経「私の履歴書」に掲載されるほどの有名人でも無いのに誰が読む ・もう忘れてしまった、写真もどこにどこやら整理もしてない ・文章能力がないから書けない ・SNS投稿やブログでその時々を発信している など、ある程度覚悟はしてましたがネガティブ意見続出、散々なスタートです。 一般の当たり前の人の生涯こそ宝の山と力説しても、「何が宝?」かピンとこない感じです。 そこで「手記遺産」の意義を具体的に例示してお願いすることにしました。 ▶(意義1)自分だけの系譜歴史の大ロマン、そのスタートを切る・・・ NHK大河ドラマ「光る君へ」は結構見てる方が多くいました。 そこで、100年、500年、1000年前の自分の祖先が手記遺産を書いていたら読みたいかを質問したら全員が「絶対読む」との返答でした。 当たり前で、繋がれたいのち、自分だけが味わえる血脈、系譜歴史の大ロマンです。 そこで、誰かが一番目にその最初の一歩を踏み出さないと、そのロマンは始まらない、令和の我々をスタートにしようと激を飛ばしました。それなら子供や孫に向けて書いてみようと2人ほど書き始めました。 また、生涯を共にした近所を流れる一級河川「阿武隈川」についてその思いを後世に遺したいと随筆的に書き始めた方もいます。 ▶(意義2)家族の新しい絆、子が親の人生を知る ある時、「親の手記を子供が代行して書いても大丈夫?」と聞いてきました。 […]

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