金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス 「金沢の歴史的建築とその資料展」金沢市役所で開催中 10月27日まで

金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス 「金沢の歴史的建築とその資料展」金沢市役所で開催中 10月27日まで

左:三浦彦太郎氏の肖像(三浦家所蔵)/右:製箔工場での作業風景(三浦家所蔵) 山崎研究室の学生が、展示する写真の選定、展示レイアウトの検討、会場設営などを行った 金沢工業大学建築アーカイヴス研究所は、金沢市が主催する金沢歴史遺産探訪月間のイベントとして、金沢歴史的建造物関連資料の公開展示会「金沢の歴史的建築とその資料展」を金沢市役所第2本庁舎1階エントランスホールで開催している。10月27日まで。 展示会では、電動式製箔(せいはく)機を発明し、金沢箔の基礎を築いた三浦彦太郎氏(1869~1939)の関係者の協力でデジタルデータ化した古い写真を基に、「製箔業・三浦家が見た金沢の町並み」を展示している。また、金沢市内の文化財建造物をパネルで紹介する「金沢の文化財建造物紹介パネル展」も同時に開催している。 同大建築アーカイヴス研究所は、国内外で活躍した戦後建築家の設計資料を収集し、保管・整理・公開している。開催中の展示会では、建築アーカイヴス研究所の山崎幹泰教授、勝原基貴講師、佐藤康二研究所職員、三上耕一研究所職員のほか、建築学部建築学科山崎研究室4年の松本倫太朗さん、嘉数大地さん、大嶋一輝さんが展示会を準備した。松本さん、嘉数さん、大嶋さんは、写真選定やパネル作成の補助、レイアウト、会場設営などに主体的に参加した。また、3人は、卒業研究のプロジェクトデザインⅢのテーマとして建築家・丹田悦雄氏の資料を整理し、資料公開に向けたリスト作成に取り組んでいる。 「金沢の歴史的建築とその資料展」開催概要 期間:10月17日(月)~27日(木) 開館時間:午前8時半~午後6時 会場:金沢市役所第2本庁舎 1階エントランスホール 主催:金沢市 文化財保護課、金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所 協賛:学校法人 金沢工業大学 協力:三浦家、金沢市 問い合わせ:金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所 電話 076-248-8714 E-mail:archives@mlist.kanazawa-it.ac.jp 金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス 金沢工業大学と金沢市が、保有・保管する、金沢に関係する建築等に関する貴重な歴史遺産調査資料・関連資料をデジタルデータ化し、歴史都市・金沢における調査研究の推進と保存・継承に寄与するため、日本建築家協会(JIA=Japan Institute of Architects)と金沢工業大学(KIT=Kanazawa Institute of Technology)が共同で設立した「JIA-KIT建築アーカイヴス」の実績・技術を生かし、2010年3月に設立された。 「金沢歴史遺産探訪月間」について 毎年、文化財保護強調週間(11月1日から7日まで)や近代化遺産の日(10月20日)に合わせて、金沢市が開催している。近代化遺産をはじめ、歴史遺産をより身近に感じてもらうことができるように、多彩な行事を行う。今年度は10月1日(土)~11月23日(水・祝)。 あわせて読みたい

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