大手町アカデミア×人間文化研究機構 被災地・福島と歴史文化継承の取り組み~ふるさとの人とこころを繋ぐもの(オンライン無料特別講座)

大手町アカデミア×人間文化研究機構 被災地・福島と歴史文化継承の取り組み~ふるさとの人とこころを繋ぐもの(オンライン無料特別講座)

福島県には、東日本大震災・原子力発電所事故の影響で、住んでいた人々が戻れなくなったり、立ち入りが制限されたりしている地域が今なお残っています。 浪江町西台地区の戊辰戦争記念碑 そして、それらの地域の家々で昔から保存されてきた歴史や文化をあらわす貴重な資料が、時間の経過とともに失われつつあるという事態が起こっています。 津波被災資料の保全作業 歴史や文化はその土地で人々がくらしを営んできた証しであり、一度失われると簡単に元には戻りません。大切な歴史や文化を守り未来に受け継ぐため、国文学研究資料館の西村慎太郎教授は自治体や地域の人々と協力し、様々な活動を行っています。 西村慎太郎教授は歴史学を専門とし『宮中のシェフ、鶴をさばく』、『そもそもお公家さんってなに?』などの著書があるほか、東日本大震災・原子力災害被災地における歴史資料の保全と地域社会への還元について研究をしています。 本講座では、被災地における歴史・文化の継承の意義、そこに住まう人々の繋がりにおける現状や課題、それに対して人文科学に何ができるのか、をテーマとし、西村教授の講演、トークセッションを通じて論議を深めてまいります。 講師による講座内容のご紹介 西村慎太郎氏 国文学研究資料館研究部 教授 東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故によって、帰還困難区域や中間貯蔵施設(放射性廃棄物を一時保管する施設)、復興祈念公園造成地、防災集団移転促進事業地域(津浪での被災の恐れがあるため居住などを制限する地域)などでは、住民がその土地、そのふるさとに戻れなくなっています。その地域の文化財や歴史資料を保全し、歴史・文化を後世に継承することが喫緊の課題です。 被災地の多くでは、歴史・文化の継承という視角を地域復興の柱のひとつに掲げており、その歴史・文化とは有史以来の遠い古代から、災害で人びとが避難せざるを得なかった2011年3月までが該当します。それらをどのように継承していくか、移住してきた住民も含めてコミュニティの再建にどのように結び付けるか、自治体や地域住民とともに人文科学ができる復興の方策を考えてみたいと思います。 開催概要 タイトル 大手町アカデミア×人間文化研究機構 被災地・福島と歴史文化継承の取り組み ~ふるさとの人とこころを繋ぐもの 講師 西村慎太郎氏(国文学研究資料館研究部 教授) 司会 井深太路((一社)読売調査研究機構 専務理事) 開催日時 2023年12月12日(火) 18時~19時45分 開催方法 オンライン配信(YouTubeライブ) 内容 ・西村慎太郎氏による講演 ・トークセッション ・Q&A 受講料 無料 定員 500名(定員に達し次第締切ります) 申込 こちら から 申込締切 2023年12月7日(木) 受講方法 前日までに視聴方法をメールでお送りします 主催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構、(一社)読売調査研究機構 後援 読売新聞社 […]

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