前橋の歴史学ぶ施設開館 きょう、駅前に アニメや図書閲覧も ヒストリア前橋

前橋の歴史学ぶ施設開館 きょう、駅前に アニメや図書閲覧も ヒストリア前橋

テーマシアターで上映される前橋空襲のアニメ映像 前橋の歴史を後世に伝える施設「ヒストリア前橋」が26日、JR前橋駅前の複合ビル「アクエル前橋」にオープンする。江戸時代に城下町として発展し、「関東の華」と称された前橋が直面した苦難と、再起する姿を映像などで分かりやすく表現している。 施設では、「ガイダンス」「イントロダクション」「テーマシアター」「図書閲覧スペース」「テーマ展示」のブースごとに歴史を紹介。ガイダンスは、床に前橋市の空撮地図(直径約8メートル)があり、QRコードにスマートフォンをかざすと、臨江閣などの各地の名所や、萩原朔太郎などゆかりの人物についての解説が読める。テーマシアターは、利根川の洪水で崩落した前橋城の再建や廃藩置県に伴う前橋藩の消滅、栄華を極めた製糸業の衰退、1945年の前橋空襲といった、歴史的な四つの苦難と市井の人々の力による再起の歴史を、11分間のアニメ映像で学べる。 このほか、市出身の歴史学者・今井清一(1924~2020年)の遺族から寄贈された関連図書約2000冊が閲覧できる。施設を運営するコシダカプロダクツの佐々木敏之社長は「大人から子どもまで誰もが楽しめる。市民に限らず、市外の人にも前橋の歴史を知ってもらえるようにしたい」と話している。 アクエル前橋2階。開館時間は午前10時~午後5時。火曜休館(祝日の場合は翌日)。入場料は大人500円、65歳以上と小中学生300円、未就学児は無料。

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