NHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介
第17話「再会」
ついに上洛して、秀吉に臣従する真田昌幸。
息子・信繁を人質にして、真田を守ることを決意するのでした。
さらに、徳川家康も上洛することが決定。
秀吉はある策略に信繁を利用しようとするのです。
真田昌幸、豊臣秀吉に臣従する
秀吉が徳川の真田攻めを許可したと聞いて驚く信繁。信繁が「このままでは真田は滅びてしまう」とあせり、必死でやめるように頼む信繁ですが、秀吉はこれを取りあってくれません。
秀吉は、上杉に対しても「徳川家康との戦いでは真田を助けてはならぬ」と命令。
以前には、真田が徳川の真田攻めの計画を知り、上杉に援軍を求めても断られています。
秀吉のこの行動の意図とは、信繁の父・真田昌幸(草刈正雄)をどうしても上洛させて臣下にしたいとの考えから。
つまり、昌幸を困らせて、上洛させるために信繁の頼みを聞かず、あえて家康の真田攻めを許可した、ということでした。
いよいよ秀吉に臣従するしかない状況に追い込まれていく昌幸。ついに上洛を決意するのでした。
1587年(天正15年)、真田昌幸は、信繁を人質として秀吉に差し出すことで、秀吉への臣従の証とします。
そして、秀吉の命で昌幸は再び家康の配下となり、徳川の真田攻めは回避され、以前に石田三成が信繁に言ったようになったわけです。
秀吉は「ある策」に信繁を利用。大きな見せ場となります。
さて、「再会」という第17回のタイトルは、昌幸が再び徳川家康の配下になることを意味しているのでしょうか。
一方の信繁。茶々に仕えることになります。無邪気な茶々に信繁は翻弄されることとなります。
前回の16回では、茶々に気に入られた立花権三(ごんざ)が、加藤清正に酒に酔わされたうえ、事故死に見せかけ、井戸に突き落とされ殺されています。
やがて家康の上洛が決定。そこで秀吉はある策を使うために信繁を利用。
秀吉は家康を上洛させるために、妹の旭姫を家康の正妻に勧めて、さらに実の母親を家康の人質に差し出します。
そこまでされ、家康はとうとう根負けするかたちで、上洛することとなります。
家康の上洛の際には、秀吉が諸大名の前で家康の臣従を命じ、家康が、秀吉の陣羽織を所望する逸話があります。
これは、前もって秀吉が家康に頼み込んだことが史実として伝わっていますが、真田丸では信繁が家康への説得を頼まれるのではないでしょうか。
再会のもうひとつの意味とは
さらに、信繁の前に現れたのは、意外な人物によく似た女性が現れます。
それは、信繁の姉・松。
信繁は断崖絶壁から、松が海に落下して死んだと思っていました。
あの後、松は村人に助けられて生きており、記憶喪失になっていました。(※それとも何か考えての行動だったのか??)
つまり、第17回の「再会」は家康だけでなく、姉・松との再会もあらわしていたのでした。