松(村松殿)

弟、信幸・信繁から慕われた、真田昌幸の長姉

松(名は於国)は、永禄8年(1565年)真田昌幸の長女として誕生。信幸、信繁の姉にあたり、大河・真田丸では木村佳乃さんがはつらつと演じられているのが印象的な女性です。

天正10年(1582年)ごろ、甲斐の名門・小山田氏の小山田茂誠(しげまさ)に嫁いだ松。

小山田家滅亡後は、この婚姻が縁で茂誠は昌幸の家臣となり、その後、信幸の家老になっています。また、夫・茂誠が昌幸から小県(ちいさがた)郡の村松を領地として与えられたことから、そこに住んでいた松は村松殿と呼ばれました。

一説には、この村松殿の「村」の文字が幸村の「村」の文字の由来となっているとも言われます。

真偽のほどはさておき、長姉として、信之や信繁に敬愛されていたのは間違いがなく、信繁が大坂城入城後に彼女宛てに書いた手紙も現存しています。

茂誠と松の子には小山田之知がおり、大坂の陣では参加しなかった信幸の代わりに、父・茂誠と、信幸の息子たちの信吉・信政兄弟に従って徳川方に従軍。信繁とは敵として対峙することになります。

そして、小山田之知の子孫は代々、松代藩(信幸が藩祖)の家老職を務めました。
その後、村松殿は1630年に66歳で逝去。真田家の菩提寺・長谷寺(松代)に葬られました。

真田丸のストーリーにもあるように、松の父・真田昌幸が織田信長に臣従した際には人質として安土城へ送られています。日本中が躍動した天正10年。歴史的な資料には記録がありませんが、松はどのように過ごしたのでしょうか。

「真田丸」  第5回「窮地」 のストーリーダイジェストはこちら

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