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第21回「戦端」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第21話「戦端」 【上洛しない北条にいらだつ秀吉】 秀吉・家康・三成。 天下統一を急ぎたい秀吉に対して、今はまだ力をためる時と反対する三成。家康も戦を回避したい様子が見て取れます。 しかし、いまだ服従しない北条、そしてその後は伊達と臣従させれば、あとは自ずと秀吉になびき天下統一... -
猪俣邦憲(くにのり)
武将列伝北条家に代々仕えた一族、富永氏に生まれ、猪俣氏に養嗣子として入った以後は、猪俣邦憲(くにのり)を名乗りました。 北条氏政の弟・氏邦に仕え、上野(こうずけ)侵攻の先鋒として出陣。後に氏邦から箕輪城代、次いで沼田城代に任じられています。(※邦憲と呼ぶのはこの頃から) 【昌幸の叔父・矢沢頼綱に負けた猪俣邦憲】 激動の天... -
名胡桃城主・鈴木重則(主水)
真田家臣団【名胡桃城事件で切腹】 鈴木主水(もんど)とも呼ばれる真田家臣。鈴木重則。 天正17年(1589年)に秀吉の裁定によって解決した沼田領問題。 その際、真田領としての存続を認められた、名胡桃城の城主になります。 しかし、いったんは解決をみた沼田領問題でしたが、和議を反故にして謀略を仕掛けてきた北条家臣の猪俣邦憲によって、名胡桃... -
歯抜け顔の河原綱家
その他、気になる登場人物河原綱家の父・隆正の妹は、真田幸隆(昌幸のお父さん)に嫁いで、信綱・昌輝・昌幸・信尹(※信尹は異説あり)らを産みました。 つまり、大河・真田丸で言うところのばば様(恭雲院)にあたります。 真田丸を毎週見ていて、思うこと。 (今日は2016年5月31日です。) オープニングのクレジットで、かなり高い頻度で見かける「河原綱家... -
沼田領裁定
真田丸を楽しむポイント北関東の要衝でもある沼田城。軍事上の重要拠点として、上杉氏・後北条氏・武田氏といった諸勢力の争奪戦の的となりました。武田氏の滅亡、そして本能寺の変後は真田信幸の支配城として、後北条氏とこの地を争うことになります。 ※北条氏との争いに至る経緯の詳細は、下記をご覧下さい。 ●昌幸がこだわった沼田領、その攻略戦 ●本能寺の変後... -
信繁の母・薫(山手殿)は公家の娘ではなかった?
真田丸を楽しむポイント高畑淳子さんが演じる信幸・信繁の母親・薫(山手殿)。 真田丸では京の公家出身で昌幸に嫁いだという設定。でてっきり進行するのかと思いきや、まさかの・・・という興味深い展開になりそうな気配です。 薫(山手殿)については、以前の投稿記事(こちらクリック)にも詳しく解説していますので、よろしければあわせてご覧下さい。 ... -
秀次の切腹に新説!
真田丸を楽しむポイント【従来の通説について】 それまでは豊臣の後見者を目される立場であったにもかかわらず、秀吉から切腹を命じられ、やがて粛清されたとされる豊臣秀次。その理由としても、謀反説、石田三成讒言説、悪逆説・悪行説(殺生関白)、確執説など、様々なものがありはっきりしません。 秀次というと前述の殺生関白のイメージに加え、凡庸ないしは無... -
北条氏直
武将列伝【伝説の武将、北条早雲、武田信玄の血を引いた戦国のサラブレッド】 後北条氏の第5代当主、北条氏直。父は北条氏政、母は武田信玄の娘・黄梅院。父と共に後北条氏最大の版図を築き上げた戦国武将。 武田氏遺領争いとなった徳川との天正壬午の乱では、滝川一益敗退後、北条に帰参していた真田昌幸や木曾義昌が離反。家康方の依田信蕃のゲリラ... -
たか・隆清院(信繁の側室)
豊臣家の人々【秀次の娘・たかは、信繁の3人目の妻】 5月22日、真田丸の新たなキャストが発表になりました。配役は岸井ゆきさんで、秀次の娘・たか役。信繁の3人目の妻ということになるようです。新たな説などを積極的に使用して、今までにない大河ドラマを展開している感のある真田丸。この新しいキャスティングは、さらに新たな切り口を予感させると思... -
黄金の邸宅・聚楽第
真田丸を楽しむポイント【竣工後わずか8年で取り壊された、伝説の城】 ※聚楽第(じゅらくてい、じゅらくだい、とも) 現在の京都府京都市上京区に秀吉が建てた政庁・邸宅・城郭のことを言います。建物には金箔瓦が用いられ、白壁の櫓(やぐら)や天守のような重層な建物を持つ姿が「聚楽第図屏風」などに描かれ、その姿は豪華絢爛そのものでした。1586年(天正14年... -
「真田丸」新たな出演者に“オフロスキー”ら!
大坂の陣(豊臣方)NHK大河ドラマ・真田丸。新たなキャストが発表されました。 今回発表されたのは、真田信繁と共に大坂の陣を戦う武将たちになります! 注目の大野治長を演じるのは、今井朋彦さん。茶々(竹内結子)の乳母である大蔵卿局(峯村リエ)の子で、大坂の陣では豊臣家を主導するが消極策に終始し、信繁としば しば対立するという役どころとなります。※エ... -
こう・清音院
その他、気になる登場人物第20話の「前兆」。稲(小松姫)を正室に迎えることで信幸から離縁されてしまう、長野里美さん演じる「おこう」さん。 ですがストーリー上、この回をターニングポイントとして、さらに魅力的なキャラクターに変貌(進化)をとげるらしい・・・という情報を得て(詳しくはこう・離縁された信幸の最初の正室の記事投稿をご覧下さい。)ますます... -
こう・離縁された信幸の最初の正室
真田丸を楽しむポイント堺雅人さんが真田信繁(幸村)を演じる放送中の大河ドラマ「真田丸」。 ダイナミックな戦国絵巻でありながら、真田家の“家族の物語”を描く 同作で、信繁の兄・信幸(大泉洋)の妻・こうが注目を集めています。 病弱なこうですが、婚礼の席で突然踊り出すなど思わぬ言動でたびたび笑いを誘ってきました。当然この「おこう」さんも実在した人物。 ... -
第20回「前兆」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第20話「前兆」 【茶々の懐妊・歓喜する秀吉にそれを揶揄する落書きが・・・】 秀吉の側室となった茶々が子供を身ごもります。 大望の世子の誕生に有頂天となる秀吉。ですが、城下ではそのことを揶揄する落書きが発見されます。 信繁は、石田三成、大谷吉継らと犯人探しに乗り出しますが操作は難航。 ... -
呂宋助左衛門(るそんすけざえもん)
その他、気になる登場人物【戦国時代、波乱の生涯を生きた堺の伝説的貿易商人】 本名は、納屋助左衛門(なや すけざえもん)。その素性と経歴にたいへん謎が多いと言われる堺の貿易商です。 1978年、市川染五郎(現在の松本幸四郎さん)が主演のNHK大河ドラマ「黄金の日日」では、この人物を主人公に描かれました。 この呂宋助左衛門が松本幸四郎さん演じるままに、「... -
天下惣無事令(そうぶじれい)
真田丸を楽しむポイント【戦国時代の終焉 ~秀吉の天下統一事業完成へ~】 秀吉は1585年(天正13)、関白政権を樹立すると大名間における紛争の平和的解決を掲げて、すべての私戦を禁止する政策を段階的に全国に発令しました。(※あくまでも天皇の命令による私闘の禁止を指令) これをを惣無事令と呼びます。(※他に豊臣平和令とも。ただしこれ以前にも権力者が出... -
刀狩り
真田丸を楽しむポイント【秀吉の刀狩り、没収された刀は大仏の材料に?】 秀吉は、天下統一を目前に控えた1588年8月29日(天正16年)、刀狩令を制定しました。(※小田原征伐の前年) その内容は以下のとおり 第1条 百姓が刀や脇差(わきざし)、弓、槍、鉄砲などの武器を持つことを固く禁じる。よけいな武器をもって年貢を怠ったり、一揆をおこしたりして役人の言う... -
第19回「恋路」
真田丸ストーリー織田信長を越える太政大臣という官位を手に入れ、天下統一まであと少しと迫る勢いの豊臣秀吉。 そんな秀吉が心を寄せる女性。それが茶々です。 信長の姪にあたる茶々をどうすれば側室に出来るのか。日々思い悩む秀吉ですが、遂に正室である寧(北政所)にまでアドバイスを求める始末。 茶々の両親は秀吉によって殺されたも同然であり、中々上... -
真田丸、今後の見どころ
topicsNHK大河ドラマ「真田丸」見どころ紹介です。 第19話「恋路」以降、関ケ原の合戦(真田的には第二次上田合戦)までの重要ポイントをまとめました。(※時間軸には沿っていません。) ●沼田領問題の裁定 ●名胡桃城事件 ●上記をきっかけとした、秀吉の小田原征伐、そして秀吉の天下統一 ●上記の結果、沼田領は真田信幸に与えられ大名とな... -
茶々(淀殿)
大坂の陣(豊臣方)茶々の母親は織田信長の妹・市で信長の姪にあたります。そして父親は、その信長と戦って滅ぼされた近江の戦国大名・浅井長政の娘。本名は浅井茶々、または菊子とも。 妹に初(京極高次の正室)と江(徳川秀忠の正室)、また、異母弟妹には浅井井頼(あざいいより ※真田十勇士の根津甚八のモデルとされる人物)などがいます。 数奇な運命の中... -
豊臣政権下の真田信繁、大名だった?
真田丸を楽しむポイント【真田昌幸・信幸、名実ともに大名へ】 小田原城を攻略し、北条家を滅亡へと追いやった秀吉。その後に旧北条領の仕置をおこない、徳川家康の関東転封を決めています。 出兵に協力した、佐竹・結城・宇都宮らの諸大名は領国安堵。 そして北条氏との開戦のきっかけとなった真田家においては、沼田・吾妻領を全面委任とされ、信幸は沼田城を回復... -
大蔵卿局
真田丸を楽しむポイント【豊臣家を滅亡へと導いた張本人】 浅井氏の家臣の娘であったといわれ、茶々(淀殿)の乳母を務めた大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね)。夫は丹後国の地侍・大野定長(一説には尾張出身や近江出身など)。 この時代の他の女性と同じく前半生は明らかではありませんが、茶々からの信任が厚かったことで、大坂の陣において大坂方の中心人物の... -
大政所(なか)
豊臣家の人々【天下人となった豊臣秀吉の実母】 大政所(おおまんどころ)。天下人となった豊臣秀吉の実母で元の名は仲(なか)。他に、天瑞院とも呼ばれました。 子供は秀吉の他に、秀長、旭姫(秀吉とは異父兄)などがいて、彼女自身の姉妹には福島正則の母、従姉妹には加藤清正の母などがいます。 織田家の雑兵だったと言われる、木下弥右衛門のもとに... -
与力(寄騎)
真田丸を楽しむポイント【真田丸・重要語解説】 与力(寄騎)とは戦国時代において、家臣団を統率する戦国大名が、家臣の家臣にあたる陪臣を自らに直接的に臣従させる一方で、直臣である有力武将(寄親)に附属させ、在地土豪の軍事力などを効率的に自らに服属、利用したシステムのことを言います。(大河ドラマ・真田丸の時代設定期。※実際のところはその時代や戦... -
第18回「上洛」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第18話「上洛」 家康が上洛したことで、ついに昌幸も秀吉(小日向文世)に臣従することを決意します。 【戦国武将として実力で生き抜いてきたプライドを抑えて渋々上洛した昌幸ですが、それを軽く扱う秀吉。】 上洛した昌幸に対して、すぐに謁見してくれない秀吉。上杉景勝の上洛の際もすぐに...