真田丸を楽しむポイント– category –
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与力(寄騎)
真田丸を楽しむポイント【真田丸・重要語解説】 与力(寄騎)とは戦国時代において、家臣団を統率する戦国大名が、家臣の家臣にあたる陪臣を自らに直接的に臣従させる一方で、直臣である有力武将(寄親)に附属させ、在地土豪の軍事力などを効率的に自らに服属、利用したシステムのことを言います。(大河ドラマ・真田丸の時代設定期。※実際のところはその時代や戦... -
出雲阿国(いずものおくに)
真田丸を楽しむポイント前々回の吉野太夫(中島亜梨沙さん)に続いて、今回の第17回・「再会」では、出雲阿国(シルビア・グラブさん)が登場! 三谷幸喜さん脚本の真田丸では、こういった、当時の文化・世俗を象徴するような人物や逸話が視聴者サービス的に放り込まれてくるのも楽しみのひとつです。 今回登場の阿国(おくに)は、どんな人物だったのでしょうか? ... -
旭姫(駿河御前)
真田丸を楽しむポイント旭姫は、朝日姫、とも。 名は末津、ともいわれるほか、あさ、という説もあります。 天文12年(1543年)から、天正18年1月14日(1590年2月18日)の生涯をいきた女性。 父・竹阿弥、母・なか(大政所)の娘として誕生し、豊臣秀吉とは異父妹にあたります。 諸説はありますが、最初、尾張の農民に嫁ぎました。 【戦国時代で、最も政略結... -
馬廻衆
真田丸を楽しむポイント【合戦時の花形・馬廻衆(うままわりしゅう)】 並みいる大名が合戦に明け暮れていた戦国期には、武芸に秀でたものだけが集められたエリート集団。それがこの馬廻衆であったと言えます。 戦闘になると騎馬にまたがって主君の側に仕え、護衛や伝令、及び強力な騎馬兵力として用いられた、まさに親衛隊的な存在でした。 【やがてその中... -
吉野太夫(初代)
真田丸を楽しむポイント【著名な文化人とも交流を深めた才能あふれる花魁(おいらん)】 太夫(たゆう)は、たいふとも言い最上位の遊女のこと。尊称としてこう呼びました。 広義では格式の高い芸能人を指します。 戦国期を生きた初代・吉野太夫(よしのだゆう)。容姿、芸、人格ともに優れたと言われた、京都・六条三筋町・遊郭を代表する名妓。夕霧太夫、高尾太夫と... -
真田丸年表・前半
真田丸を楽しむポイント【真田丸前半、第1回以前から第14回までを年表にしました。】 【時間軸に沿って、ドラマをお楽しみください。】 年 月日 出来事 武将の年齢 真田丸 1547 天文16 真田昌幸(真田幸隆 三男)誕生 武田信玄27才 上杉謙信18才 織田信長14才 豊臣秀吉11才 北条氏政10才 徳川家康 6才 武田勝頼 2才 ストーリー 以... -
石川数正(かずまさ)
真田丸を楽しむポイント約265年に渡る徳川政権を後にを築くことになる徳川家康。その配下には並みいる戦国武将が揃っていたわけですが、大河ドラマなどではもちろん時間的(予算も?)な制約もあり、ストーリーに絡む人物しか登場しません。真田丸での家康家臣といえば、本多正信、本多忠勝が頻出しますが、正信なら家康の参謀としての立場や昌幸との関係性を重視し... -
竹林院(信繁の正室)ときり
真田丸を楽しむポイント【前半で生き生きと描かれる信繁・側室のふたりの女性】 大河ドラマ「真田丸」、前半の第9回が終了しました。今のところ、信繁はいまだ元服(※当時の成人のこと)を迎えておらず、ストーリーの脇に華を添える女優陣、黒木華さんの「お梅」と長澤まさみさんの「きり」との三角関係で、信繁少年期の大人へと成長していくステップに、戦国武将と... -
沼田領問題勃発。昌幸vs家康、対決へ!
真田丸を楽しむポイント【沼田領問題勃発、昌幸は家康と断交を決意】 天正壬午の乱以後、天正13年(1585年)の4月から6月にかけて、徳川家康は甲斐の国に出陣し、甲府に入っています。名目は、沼田・吾妻領の北条への引き渡しの件についての昌幸への説得でしたが、実際のところは、その軍事力を背景にした圧力を真田家に与えることにより、沼田領の問題を解決したい... -
二度汁かけの北条氏政
真田丸を楽しむポイント【二度汁かけの氏政、真田丸では・・・】 早雲に始まる後北条氏による関東支配を終わらせてしまった北条氏政。実際、氏康の後を継いだ後は、北条氏の勢力拡大に成功し、その最大版図を築いた戦国武将。ですが、いかんせん「北条家を滅亡に導いた。」結果から、歴史上さんざんな評価を受けている人物なのです。 そんな中、大河ドラマ「真田丸... -
昌幸がこだわった沼田領、その攻略戦
真田丸を楽しむポイント【家康との遺恨の種になる沼田領。昌幸はどのようにして手にいれたのか】 天正2年(1574年)に真田家当主・幸隆が死去。家督を昌幸の兄・信綱が継ぎますが、翌年の長篠の戦では信綱だけでなく、次兄・信輝までもが討死し、三男の昌幸が真田家の家督を継ぐこととなります。 幼いころから、信玄の近くに仕えて現在で言うところの伝令将校のよう... -
裏切りについて~梅雪や信茂~
真田丸を楽しむポイントここでは、詳細な史実にこだわるのではなく、あくまで大局観に見る彼らの「裏切り」についての記事としたいと思います。 【木曽義昌・穴山梅雪・小山田信茂の「裏切り」が勝頼を窮地に追い込む】 大河・真田丸に見られる彼らの裏切り(すべてをひとくくりで語ってしまうのもどうかと思うのですが・・・)は、第1話・第2話でみられるような、... -
信幸と信繁~その対極にある人生②~
真田丸を楽しむポイント【徳川系と豊臣系、兄弟それぞれの歩み・・・】 信幸と信繁~その対極にある人生①~からの続き 信幸の結婚は天正十七年(1589年ごろ・北条合戦の前年。時代背景は、いよいよ秀吉の天下統一が目前という状況です。) 秀吉の指示により家康に出仕することになる兄・信幸。天下無双と呼ばれた、徳川家の重臣本多忠勝の娘・小松姫(稲・い... -
信幸と信繁~その対極にある人生①~
真田丸を楽しむポイント【ふたりの兄弟の対照的な生涯を追う】 一貫して徳川に忠節を尽くし、後に続く松代藩の祖となる信幸(信之) そして、それとは対照的に家康を窮地にまで追い込み、歴史の英雄として人々から愛されることになる信繁(幸村) 大河・真田丸でも第1話より、そのふたりの兄弟の対照的な人生を暗示するようなセリフやエピソードが織り交ぜらており... -
上田城、築城のお話し~昌幸・その独立への過程~
真田丸を楽しむポイント【上田城築城にまつわる昌幸の謀略とそのストーリー】 以前にも、当ブログのカテゴリー「真田丸を楽しむポイント」の記事投稿「まさにファンタジスタ!知将・昌幸」(少しふざけたタイトルにしてみました・すいません)でも少しだけふれました、上田城築城についてのお話しです。 真田丸でも大きく描かれる2度の対徳川迎撃戦。その舞台となる... -
真田家を支えた女性たち
真田丸を楽しむポイント【真田家、その家族の絆】 大河ドラマなど歴史ドラマの良いところは、戦国武将を支えた周囲の家族。特に女性にもスポットがあたるところではないでしょうか。 政略結婚などの道具となり、もちろん自由な活動を許されたわけでもないと思いますが、それでもこの時代の女性は、力強く、活発に、明るく生きていたのではないかと想像しています。 ... -
まさにファンタジスタ!知将・昌幸
真田丸を楽しむポイント【武田滅亡後、真田の生き残りをかけ、炸裂する昌幸の知の戦略!】 武田勝頼の死後、主家を失った真田家は小さいながらも独立の道を歩むことになります。 ですが、この弱小勢力の周囲には、北条、上杉、徳川、織田と豪華なメンバーがまさに揃いぶみ。 とてもではないですが力で対抗できるような相手ではなかったのです。 昌幸の知略・謀略・... -
強大な敵に立ち向かった親子3人のドラマ~真田丸を楽しむ・その基礎知識~
真田丸を楽しむポイント大河ドラマ「真田丸」の主役、真田信繁と真田家はどう生きたのか? 真田丸を楽しむ基礎知識を紹介します。 ポイント・1 主役は信繁(幸村)だが、父昌幸と兄信幸も含めた「真田家」の物語だとも言えます。 元々は武田家臣だった真田が、武田の滅亡を機に大名として独立、 小さいながらも、徳川・北条・上杉などの大名を敵にま...