大河ドラマ「真田丸」– category –
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刀狩り
真田丸を楽しむポイント【秀吉の刀狩り、没収された刀は大仏の材料に?】 秀吉は、天下統一を目前に控えた1588年8月29日(天正16年)、刀狩令を制定しました。(※小田原征伐の前年) その内容は以下のとおり 第1条 百姓が刀や脇差(わきざし)、弓、槍、鉄砲などの武器を持つことを固く禁じる。よけいな武器をもって年貢を怠ったり、一揆をおこしたりして役人の言う... -
第19回「恋路」
真田丸ストーリー織田信長を越える太政大臣という官位を手に入れ、天下統一まであと少しと迫る勢いの豊臣秀吉。 そんな秀吉が心を寄せる女性。それが茶々です。 信長の姪にあたる茶々をどうすれば側室に出来るのか。日々思い悩む秀吉ですが、遂に正室である寧(北政所)にまでアドバイスを求める始末。 茶々の両親は秀吉によって殺されたも同然であり、中々上... -
茶々(淀殿)
大坂の陣(豊臣方)茶々の母親は織田信長の妹・市で信長の姪にあたります。そして父親は、その信長と戦って滅ぼされた近江の戦国大名・浅井長政の娘。本名は浅井茶々、または菊子とも。 妹に初(京極高次の正室)と江(徳川秀忠の正室)、また、異母弟妹には浅井井頼(あざいいより ※真田十勇士の根津甚八のモデルとされる人物)などがいます。 数奇な運命の中... -
豊臣政権下の真田信繁、大名だった?
真田丸を楽しむポイント【真田昌幸・信幸、名実ともに大名へ】 小田原城を攻略し、北条家を滅亡へと追いやった秀吉。その後に旧北条領の仕置をおこない、徳川家康の関東転封を決めています。 出兵に協力した、佐竹・結城・宇都宮らの諸大名は領国安堵。 そして北条氏との開戦のきっかけとなった真田家においては、沼田・吾妻領を全面委任とされ、信幸は沼田城を回復... -
大蔵卿局
真田丸を楽しむポイント【豊臣家を滅亡へと導いた張本人】 浅井氏の家臣の娘であったといわれ、茶々(淀殿)の乳母を務めた大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね)。夫は丹後国の地侍・大野定長(一説には尾張出身や近江出身など)。 この時代の他の女性と同じく前半生は明らかではありませんが、茶々からの信任が厚かったことで、大坂の陣において大坂方の中心人物の... -
与力(寄騎)
真田丸を楽しむポイント【真田丸・重要語解説】 与力(寄騎)とは戦国時代において、家臣団を統率する戦国大名が、家臣の家臣にあたる陪臣を自らに直接的に臣従させる一方で、直臣である有力武将(寄親)に附属させ、在地土豪の軍事力などを効率的に自らに服属、利用したシステムのことを言います。(大河ドラマ・真田丸の時代設定期。※実際のところはその時代や戦... -
第18回「上洛」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第18話「上洛」 家康が上洛したことで、ついに昌幸も秀吉(小日向文世)に臣従することを決意します。 【戦国武将として実力で生き抜いてきたプライドを抑えて渋々上洛した昌幸ですが、それを軽く扱う秀吉。】 上洛した昌幸に対して、すぐに謁見してくれない秀吉。上杉景勝の上洛の際もすぐに... -
第17回「再会」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第17話「再会」 ついに上洛して、秀吉に臣従する真田昌幸。 息子・信繁を人質にして、真田を守ることを決意するのでした。 さらに、徳川家康も上洛することが決定。 秀吉はある策略に信繁を利用しようとするのです。 【真田昌幸、豊臣秀吉に臣従する】 秀吉が徳川の真田攻めを許可したと聞いて... -
出雲阿国(いずものおくに)
その他、気になる登場人物前々回の吉野太夫(中島亜梨沙さん)に続いて、今回の第17回・「再会」では、出雲阿国(シルビア・グラブさん)が登場! 三谷幸喜さん脚本の真田丸では、こういった、当時の文化・世俗を象徴するような人物や逸話が視聴者サービス的に放り込まれてくるのも楽しみのひとつです。 今回登場の阿国(おくに)は、どんな人物だったのでしょうか? ... -
旭姫(駿河御前)
その他、気になる登場人物旭姫は、朝日姫、とも。 名は末津、ともいわれるほか、あさ、という説もあります。 天文12年(1543年)から、天正18年1月14日(1590年2月18日)の生涯をいきた女性。 父・竹阿弥、母・なか(大政所)の娘として誕生し、豊臣秀吉とは異父妹にあたります。 諸説はありますが、最初、尾張の農民に嫁ぎました。 【戦国時代で、最も政略結... -
第16回「表裏」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第16話「表裏」 【【ストーリー(あらすじ)】】 この時はまだ、秀吉(小日向文世)に下ろうとしない真田昌幸。 ※前回(第15回)で秀吉は、上杉景勝(遠藤憲一)に真田家の後ろ盾となることをやめるように命じています。 このことを秀吉に聞かされた信繁は大きな衝撃を受けるのでした。 また、景勝が既に... -
馬廻衆
真田丸を楽しむポイント【合戦時の花形・馬廻衆(うままわりしゅう)】 並みいる大名が合戦に明け暮れていた戦国期には、武芸に秀でたものだけが集められたエリート集団。それがこの馬廻衆であったと言えます。 戦闘になると騎馬にまたがって主君の側に仕え、護衛や伝令、及び強力な騎馬兵力として用いられた、まさに親衛隊的な存在でした。 【やがてその中... -
吉野太夫(初代)
その他、気になる登場人物【著名な文化人とも交流を深めた才能あふれる花魁(おいらん)】 太夫(たゆう)は、たいふとも言い最上位の遊女のこと。尊称としてこう呼びました。 広義では格式の高い芸能人を指します。 戦国期を生きた初代・吉野太夫(よしのだゆう)。容姿、芸、人格ともに優れたと言われた、京都・六条三筋町・遊郭を代表する名妓。夕霧太夫、高尾太夫と... -
第15回「秀吉」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第15話「秀吉」 【【ストーリー(あらすじ)】】 別室で控えていた信繁の前に突然現れた秀吉。 その秀吉が信繁を連れて向かったのは、なんと遊郭。その場で機転を利かせた信繁は、秀吉に気に入られます。 また信繁は、将来の舅・大谷吉継にも会うことに。 一方の真田家では、信幸が居所のない寂しさを... -
真田丸年表・前半
真田丸を楽しむポイント【真田丸前半、第1回以前から第14回までを年表にしました。】 【時間軸に沿って、ドラマをお楽しみください。】 年 月日 出来事 武将の年齢 真田丸 1547 天文16 真田昌幸(真田幸隆 三男)誕生 武田信玄27才 上杉謙信18才 織田信長14才 豊臣秀吉11才 北条氏政10才 徳川家康 6才 武田勝頼 2才 ストーリー 以... -
第14回「大坂」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第14話「大坂」 ※現在の大阪(おおさか)はこの時代、「大坂」(おおざか)と呼ばれ、記述されました。 【【ストーリー(あらすじ)】】 【家康は真田の征伐を諦めます。】 上杉景勝との約束通り春日山城に戻る信繁。真田の大勝利をねぎらう景勝と直江兼続ですが、信繁自信は最愛の梅の死に落... -
石川数正(かずまさ)
徳川家臣団約265年に渡る徳川政権を後にを築くことになる徳川家康。その配下には並みいる戦国武将が揃っていたわけですが、大河ドラマなどではもちろん時間的(予算も?)な制約もあり、ストーリーに絡む人物しか登場しません。真田丸での家康家臣といえば、本多正信、本多忠勝が頻出しますが、正信なら家康の参謀としての立場や昌幸との関係性を重視し... -
第13回「決戦」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第13話「決戦」 いよいよ徳川家康との最初の決戦となる「第1次上田合戦」が始まります 【【ストーリー(あらすじ)】】 【息をのむ戦闘シーンの描写に期待】 信繁と矢沢三十郎頼幸は、上杉景勝が約束した援軍と落ち合うため、海津城に立ち寄ります。ですが、調子の良い景勝の「援軍」とは名ば... -
竹林院(信繁の正室)ときり
真田丸を楽しむポイント【前半で生き生きと描かれる信繁・側室のふたりの女性】 大河ドラマ「真田丸」、前半の第9回が終了しました。今のところ、信繁はいまだ元服(※当時の成人のこと)を迎えておらず、ストーリーの脇に華を添える女優陣、黒木華さんの「お梅」と長澤まさみさんの「きり」との三角関係で、信繁少年期の大人へと成長していくステップに、戦国武将と... -
沼田領問題勃発。昌幸vs家康、対決へ!
真田丸を楽しむポイント【沼田領問題勃発、昌幸は家康と断交を決意】 天正壬午の乱以後、天正13年(1585年)の4月から6月にかけて、徳川家康は甲斐の国に出陣し、甲府に入っています。名目は、沼田・吾妻領の北条への引き渡しの件についての昌幸への説得でしたが、実際のところは、その軍事力を背景にした圧力を真田家に与えることにより、沼田領の問題を解決したい... -
二度汁かけの北条氏政
真田丸を楽しむポイント【二度汁かけの氏政、真田丸では・・・】 早雲に始まる後北条氏による関東支配を終わらせてしまった北条氏政。実際、氏康の後を継いだ後は、北条氏の勢力拡大に成功し、その最大版図を築いた戦国武将。ですが、いかんせん「北条家を滅亡に導いた。」結果から、歴史上さんざんな評価を受けている人物なのです。 そんな中、大河ドラマ「真田丸... -
昌幸がこだわった沼田領、その攻略戦
真田丸を楽しむポイント【家康との遺恨の種になる沼田領。昌幸はどのようにして手にいれたのか】 天正2年(1574年)に真田家当主・幸隆が死去。家督を昌幸の兄・信綱が継ぎますが、翌年の長篠の戦では信綱だけでなく、次兄・信輝までもが討死し、三男の昌幸が真田家の家督を継ぐこととなります。 幼いころから、信玄の近くに仕えて現在で言うところの伝令将校のよう... -
第12回「人質」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第12回「人質」 信繁の目を通して、人間くさくて魅力的な上杉景勝の姿が描かれます 【【ストーリー(あらすじ)】】 【あくまで真田の動きを警戒する家康、また、きりの言葉は将来を予感させます】 室賀正武(むろがまさたけ)を倒し、信州小県(ちいさがた)を平定した真田昌幸は、拠点を上田城に移... -
第11回 祝言
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第10回「妙手」 【【ストーリー(あらすじ)】】 【昌幸暗殺を、家康が画策。室賀正武が刺客として行動する。】 浜松城に室賀正武を呼んだ家康は、上田築城の際に、真田が城を預かるという旨が記載された証文を見せます。小県の国衆を軽んじ、真田が小県を独占しようとしている。と室賀の危機感をあお... -
第10回「妙手」
真田丸ストーリーNHK大河ドラマ「真田丸」ストーリー紹介 第10回「妙手」 昌幸ゆずりの策士としての一面を成長させていく信繁 【【ストーリー(あらすじ)】】 【上田城築城を家康に打診する真田家】 徳川と北条の突然の和睦に、昌幸たち国衆の領地は勝手に分けられてしまいます。浜松城では信尹が家康に、真田は和睦のために徳川に加勢したのではないと丁重...